マエダウェーブ 株式会社
看板商品「オリタッチ」をもっと多くの人に広めたい。新たな販路を開拓するための挑戦!
主力製品「オリタッチ」について
当社はかほく市長柄町でゴム入織物を製造しております。昭和34(1959)年12月に祖父が「前多ゴム入り織物」という名前で創業。平成3(1991)年6月法人化を機に、織物や織るという意味を持つ「ウェーブ」を取り入れ「マエダウェーブ」という社名に変更、現在64年目を迎えることができました。
主力製品は「オリタッチ」で、分かりやすく言うと「マジックテープの伸びるB面ゴムひも」です。マジックテープはフック状のA面(「J」のカタチ)をループ状のB面(「∩のカタチ」)に引っ掛けることで、接着される(くっつく)仕組み。接着面は簡単に外すことができ、衣類やバッグ、靴など身の回りの多くに使われています。他社が製造するものに比べて柔らかく肌触りがよいこと、また特殊な糸のゴム紐を織り込み伸縮が可能で耐久性があることが特徴です。これらの特性から、足首や手首のバンド・止血止め・腰ベルトのパーツなど医療分野で利用されることが多いです。価格競争もありますが、良い製品であることをしっかりと理解し、納得いただける取引先とお付き合いしていきたいと考えております。
社長となった経緯および転換期、今後について
大学を卒業後すぐ家業に入りました。平成17(2005)年に父の病気が判明、そこから父が亡くなるまでの3年間、当時の金融機関担当者から決算内容などアドバイスをもらい、対外的な部分も含め経営を学びました。社長になって7年程は、今までの経験則に基づいて経営していました。「裸の王様」ではないですが、自身の経営について良し悪しを言ってくれる人がおらず、当時の担当会計士も助言をしてくれる訳ではなかったので、自社の立ち位置や経営状況が分からない状態でした。その時、たまたま商工会で面談した税理士からアドバイスをもらえたことで考え方も変化していき、今ではその税理士が経営する法人に決算書作成やコンサルタントを依頼しています。
息子に将来継がせたい思いもありますが、この先はどうなるか分かりません。少なくとも、マエダウェーブを「頑張ってるね。」と客観的に評価いただけるように、安心して承継できる状況にしておく必要があると感じています。そのためにも、完全週休2日制の導入や年に何度か食事会を開催するなど、社員のワークライフバランス向上や円滑なコミュニケーションが図られるよう取り組んでおります。
今後は「オリタッチ」をより多くの人に知ってもらい、興味を持ってもらいたいです。SNSの発信や展示会出展、取引先への新しい商品提案を積極的に取り組んでおり、今後も「BtoB」だけではなく「BtoC」も視野に入れながら活動していきたいです。
マエダウェーブ 株式会社
■ 住所/〒929-1213 石川県かほく市長柄町ソ38-2
■ TEL/076-281-0916
■ 代表者/前多 恒義
■ 創業/昭和34(1959)年
■ 業務内容/ゴム入り織物製造業
- ■ Web/https://maedaweave.com/
※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります