Honda Cars金沢北問屋町店　株式会社朝日ホンダ

フットワークと小回りが利く強みを活かし、お客様へのサービスを充実

東孝充さん［取締役店長］

ホンダ車の専門店として44年の歴史を刻む

昭和46年に現在の社長である父が創業しました。最初は粟崎で4年余り営業して、その後、国道8号線沿いに約10年いて、そして現在地に移転してから約30年が経過しました。
創業当時はバイクも取り扱っておりましたが、昭和60年よりホンダプリモ店として軽自動車や小型車を主に販売、平成18年からはHondaCarsに地域名を付けた名前でホンダ全車種の販売をしております。
当社は、名前からも分かると思いますが、ホンダ車の専門店ですが、ホンダ車以外の販売や車検修理もさせていただいております。最近の売れ筋は軽自動車で、それも室内の広い車がよく売れています。軽自動車市場は価格が少し高くなってきていますが、その分安全装置や自動ブレーキ装置等が標準装備され、加えてこれまでになかったスマートキーや横滑り防止装置なども装備されるようになってきています。

相手を知り自分を売り込む営業が大事

従業員は15人。若者からベテランまで幅広い年齢層で構成されています。当店の自慢であり誇れるのは、フットワークが良いところです。これについてはどんな商売にも共通すると思いますが、人数の多い店舗との差別化を図るには、小回りを利かしてのアピールが一番だと思っています。例えば、大きい会社ではトップの意思が従業員に伝わるまでに時間がかかりますが、私どものような小さな会社では常に現場にいながら従業員と一緒に仕事をしているので、こちらの意思が伝わるのが速く、これが強みです。
組織としての意思統一を図るために毎日朝礼を実施しています。朝一番に、今日一日明るく仕事をしようと、新しい出来事や良かったことを全員が一言ずつ言うようにしています。これは声を出す練習も兼ねています。他の商売でも同じですが、笑顔と大きい声は特に大事だと思っています。
従業員には気が利く人になってほしい、また、自分を売り込むようにと言っています。例えば、ホンダの車を買うには、どこのホンダ販売店へ行っても買えるわけですが、いくつもある販売店の中から当店を選んでもらうにはお客様と直接、接する「人」を買ってもらえるかどうかだと思うんです。「同じホンダならこの人から買いたい」と言ってもらえたとき、営業をやっていて一番やりがいを感じます。クルマを売る前に自分を売ることが大事だと思います。
来春、店舗の横に道路が開通すると聞いています。当店にとっては大きなチャンス到来であり、より一層ステップアップするため店舗改装の構想を練っています。お客様からよく言われる、「距離が近くて、親近感がもてる」が当店の強みであり、それを活かした店舗にしたいと思っています。
店舗の改装に合わせて、頑張れば報われる仕組みづくりを進め、従業員が働く喜びを感じられる会社にしていきたいと思っています。