ランプの宿 株式会社

日本三大パワースポットに建つ絶景の宿。神秘の洞窟に宿る仙人伝説と多彩なパワー

刀祢 秀一さん[代表取締役]


能登半島最先端の聖域の岬にたたずむ

私どもの宿は、能登半島最先端の珠洲岬にあります。海辺に建つ宿の部屋からは、水平線から昇る太陽を見ることができます。海ぎわの露天風呂、露天風呂付きの客室、浮上型庭園プール、空中展望台、洞窟などがあり、露天風呂のすぐそばまで波が押し寄せてきて迫力満点です。
天正6年(1578)年、自分の領地から体に良い水が出るというので、当時の当主が小さな湯治場を開業したのが始まりで、私で14代目になります。
珠洲岬は別名「聖域の岬」として呼ばれています。その名は、養老2年(718年)に天竺(てんじく)(現在のインド)から訪れた法道(ほうどう)仙人が住んでいたことに由来し、この仙人は天へ登るパワーを修得したと伝えられています。法道仙人は、この世でなすべきことをなし終えて仙人は天へ登っていかれました。すなわち「天へ登る⇒能(よ)く登る⇒能登」と成り、天と通じる地であるところから、能登の地名が生まれたと「石動山縁起」に記されています。
聖域の岬の周辺は、大地の気流と海上の暖流・寒流の「気」が一度に集中する、日本でもきわめて珍しい地形となっています。このため、大自然のパワーが一挙に集まる絶好の場所であることから、「日本三大パワースポット」とも呼ばれています。

世界の先進リゾート地の手法を活かす

聖域の岬の敷地内に絶景の洞窟があります。法道仙人が天へ登るための修行をした洞窟として知られています。従来、この洞窟には船でしかいけなかったのですが、このたび、横穴を開通させて、だれでも神秘の歴史的洞窟を体感することができるようになりました。
洞窟は500万年前の第三期新生層でドーム形状をしており、最も奥には小さな滝と池があり、淋浴(もくよく)ができます。春分の日、秋分の日には洞窟内に彫られた石神に光が当たり、神秘的な光景となります。朝方には洞窟手前の白い石が太陽の光を反射させ、海水と洞窟内が青くなります。
また、ドーム形状からなる効果的な「大自然岩盤浴」、大海原に漂う膨大なイオンが洞窟に集積した「海のマイナスイオン」、洞窟内の小さな滝から湧き出る「神水からのマイナスイオン」、細い白糸の滝からの「真水の小さな波動」、洞窟内に打ち寄せる「波の大きな波動」、精神が安定する「光の波動」など、様々なパワーが出ています。
聖域の岬に建つ「空中展望台」からは日本海を一望することができ、崖から突き出ているためスリル満点です。造りにこだわった宿のプールは、水を海へオーバーフローさせているため、上から見下ろすとプールが海と一体化して浮き上がっているように見えます。それで、浮上型庭園プールとしました。  多くの人に来ていただくため、世界の先進リゾート地を参考とし、例えばプールや海などのライトアップにその手法を活かしました。北陸新幹線金沢開業等でしばらくは満員状態が続くと思いますが、常に先を見越して危機感をもって課題を克服していきたいと思います。

ランプの宿 株式会社

■ 住所/〒927-1451 石川県珠洲市三崎町寺家10-11-2
■ TEL/0768-86-8000
■ 代表者/刀祢 秀一
■ 創業/明治29(1896)年
■ 法人化/平成5(1993)年
■ 業務内容/旅館業

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります