株式会社 ニルヴァーナ

石川県で一番の心のケアをしたい サービス付き高齢者向け住宅を展開

山下 裕之さん[代表取締役]


安心できる暮らし 最期の時までお世話を

高齢者住宅の中でも、サービス付き高齢者向け住宅を運営しています。分かりやすく言うと高齢者のアパートですが、多くの一般的なサ付き住宅は、もし救急車で運ばれた場合、もう戻っては来られません。当社の「ののいちの季」は、最期までお世話させていただく点が大きく異なります。
以前、父の経営する建築会社で高齢者施設を担当していた頃、何かもどかしさを感じていました。戦後、汗をかいて日本経済を作り上げてきたのは現在の高齢者といわれる方々です。その皆さんに、少しでも安心いただけるよう何かできないか。そんな時に介護事業所で経験を積んだ知人と話す機会があり、「お亡くなりになるその時まで、お世話をしたい」という両者の思いが合致、開業することとなりました。
生活はもとより、心のケアが我々の仕事だと考えています。うちに来ていただければ、その人その人の心のケアをさせていただける自負があります。「忙」しいという字は心が亡びると書きますね。介護のどんなスペシャリストでも、忙しさがずっと続けば心をなくします。そうなれば最早スペシャリストでも何でもありません。私どもでは普通なら1人で見るところを2人、2人で見るところを3人で見られるような体制づくりに工夫をこらし、心の余裕づくりに努めています。

コミュニケーションを重視 問題の芽を見逃さない

スタッフにも常々話すのは、介護の三原則とともに、相手を不愉快にさせない基本姿勢です。たとえ認知症で今していたこともすぐ忘れてしまうように見えても、心はあるんです。感じた感覚は覚えているし、こちらの思いやりも伝わります。時には、スタッフが入居者さんの要望に応えたくても難しい場合もあるでしょう。そんな時、スタッフには正直に、こういう事情もあるが何とかその支障を無くしたいんだと話し、理解をしてもらうようにしています。
当施設は、この規模では珍しく24時間看護師がいます。医療機関との提携体制でご家族も安心されます。入居者数に対し、スタッフ数の比率も多いです。でも、これだけいなければ、心をなくしてしまいます。スタッフ面談を重視し、お互いできる限り時間をとっています。現場の声を些細なことでも聞ける環境は、大発見を見逃さない体制につながります。一人で抱え込ませずいかに言いやすい環境を作り、吸い上げるかが我々幹部の仕事であり、心のあるお世話をしたいという方針の下、今後もずっと続く課題です。
社名のニルヴァーナは、涅槃、彼岸の意味です。あるいは苦しみが無い世界、大往生など色々な意味があります。我々がお世話する皆さんは、その時まで少しでも苦しみが減らせればと、この社名にしました。
現在、2棟目の計画が進行中です。新たな場所でも近隣の医療機関と連携し、少なくとも現在と同水準以上のサービスを提供していくつもりです。

株式会社 ニルヴァーナ

■ 住所/〒921-8815 石川県野々市市本町3-6-31 グレーシー野々市
■ TEL/076-248-2207
[ののいちの季]
■ 住所/〒921-8813 石川県野々市市住吉町26-46
■ TEL/076-248-2230
■ 代表者/山下 裕之
■ 創業/平成24(2012)年
■ 業務内容/介護サービス事業

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります