株式会社 角田商店

昭和32年創業の地域密着のスーパーマーケット 得意分野の惣菜を日々磨く

角田 喜一郎さん[代表取締役]


1日何回来店しても・毎日食べても飽きられない手づくりの味

能登町宇出津で食品スーパーを営んでおります、株式会社角田商店です。
創業は明治時代にまで遡ります。元々は魚を扱う仕事を生業としておりました。その後アメリカからセルフサービスのスーパーマーケットとなる食料品の小売業態が流入してきました。それで当社でも時流に乗り遅れまいと、結果として食料品の小売業に業態転換した次第です。
祖父がスーパーマーケットを開業し、私が3代目で、2年前の3月に41歳で代表に就任しました。大学卒業後は、すぐには家業に従事せず、県外の大手スーパーに就職しました。大手スーパーで仕入担当として自分なりに頑張ってきました。修行すること3年、25歳で実家の株式会社角田商店に入社の運びとなりました。
発注する数量もさることながら、うまくは言えませんが、大手と角田商店では商品構成を始めとして何から何まで違っていました。その違いの大きさにあれこれ悩んだこともありましたが、目指しているところが違うということが最近、分かってきたような気がします。私が目指すもの、「かくだストア」の強みを最大限に活かすこと、何が強みか?何を強化したいのか? 惣菜ですね。 どのスーパーでも惣菜に力を注いでいますが、当店の惣菜は、毎朝店内で調理し、家庭のやさしい味付けで、出来たて販売。だからより多くの人手がかかります。
お客様がいらっしゃる昼前には、売場にずらりと惣菜を並べ、作り立てを召し上がって頂けるようにと社員全員が心掛けています。また、高齢者世帯の増加を踏まえて1日に複数回の来店をされる方に対しても飽きられないように日々新商品の開発にも取り組んでいます。更にアピールポイントとして、目の前に漁港があり、毎朝新鮮な魚がたくさん並びます。

お客様の要望を形にするのが商売人

当社は地域密着の食品スーパーです。お客様の要望を断りません。弁当・仕出し・祭礼関係のオードブル・運動会等の集まりで、「炊き込みご飯にして欲しい、このおかずを入れて欲しい」と頼まれたらどんな要望でも形にしてさし上げます。それが商売人の意地だと思います。  スーパーは、いろいろなカテゴリーがありますが、どれも平均点ではダメだと思います。それでは、大手スーパーの縮小版になります。それぞれのスーパーには尖ったところはいろいろあり、当社の得意分野は惣菜だと思っています。もっともっとそれを磨いていきます。
角田の惣菜を食べて、頼りにしてくれる人はたくさんいます。お客様の期待を裏切らないように吟味していいものを提供していきたい。「商売は奇策無し」と言うけれど、地道な毎日の積み重ねが大事だと思っています。少子高齢化や過疎化、いろいろな問題がありますが、我々は逃げるわけにはいかないし、ここでずっとやっていかなければなりません。これからも時代に応じて変化することを考えながら、研究、努力、反省、改善をくり返しながら堅実に少しずつ商売を大きくしていきたいです。

株式会社 角田商店

■ 住所/〒927-0432 石川県鳳珠郡能登町字宇出津新149
■ TEL/0768-62-0032
■ 代表者/角田 喜一郎
■ 創業/明治40(1907)年
■ 業務内容/食品スーパーマーケット

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります