有限会社 山口水産

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顧客の要望に応える提案力とサービスで日本一の牡蠣の産地を目指す

山口 翔太さん[取締役]


養殖から加工、販売まで一貫して行う牡蠣の専門店

当社は昭和30(1955)年に創業し、七尾湾の特産品「能登かき」の養殖から加工、販売まで一貫して行っています。「コンビニのような牡蠣販売業者」を目指し、迅速で細やかなサービスを心掛けています。
牡蠣の養殖は、ホタテの殻に付けた牡蠣の稚貝を一本の針金で吊るし、パイプを通して海に沈めます。2~3年経過するとパイプを覆い隠すぐらい牡蠣が成長します。大きくなった牡蠣を一つ一つ水揚げし、「剥き子」が手作業で剥いて出荷します。また水揚げした牡蠣を個別にネットに入れて殻付き販売用にもします。

自然豊かな恵まれた環境で育った美味しい牡蠣

「能登かき」を象徴する代表商品は1年物で、物凄く甘いのが特徴です。七尾湾は人口密度が低く生活排水の影響が少ない地域のため水質が良く、「生で食べても臭みが無く美味しい」とお客様から言って頂きます。
牡蠣貝は環境の影響を受けやすく、自然が豊かな能登は地域的にも恵まれております。また、台風で山の栄養分が雨水を伝わり海に流れることも大切で、牡蠣の養殖は自然の力がとても重要です。
飲食店のお客様に対しては、「どういうメニューでお出しするのか」などお客様のニーズをお聞きした上で、ご要望の規格に揃えて出荷します。大量生産している当社だから出来ることだと思います。「企画から一緒に考え提案する柔軟な対応」がお客様の評価に繋がっていると思います。
私は3人兄弟の次男として育ちました。学生の頃から部活動が休みの時は、朝4時半に起き、家業の手伝いをしました。高校卒業後、金沢市中央卸市場の水産仲卸で5年間働き物流について勉強しました。今でも良い経験が出来たと実感しております。

新しい挑戦で業界のイメージを向上させたい

私が入社してから始めた「ふるさと納税」では、高品質の牡蠣を厳選した「剥き身PREMIUM」を商品開発し、売れ行きも好調です。また全国的にも珍しい福祉事業者と連携した「水福連携」による働き方改革や新しい牡蠣の養殖方法にも取り組んでいます。
私は産地でも若く、もっと新しい挑戦をしていきたいと考えています。業界の働く環境やイメージを良くするため、作業を効率化し休日を増やす試みも実現したいと思います。また「能登かき」の認知度やブランド価値を向上させ、「全国で一番の牡蠣の産地」と聞かれたら「石川県」と言ってもらうことが私の目標です。

有限会社 山口水産

■ 住所/〒929-2241 石川県七尾市中島町浜田ラ26
■ TEL/0767-66-0446
■ 代表者/山口 達也
■ 創業/昭和30(1955)年
■ 業務内容/牡蠣養殖・販売業

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります