柳田は夜空と畑に星が輝く

能登町の柳田でブルーベリー農家を営んでいます。「“勿体無い”や“困ったこと”の中にチャンスはある」を事業コンセプトに、生ブルーベリーの収穫と出荷、ブルーベリー加工品の製造販売をしております。農園のロゴマークはブルーベリーの花の落ちた後が「五角形の星の形」になることからイメージしました。柳田は、夜空とブルーベリー畑に星が輝きます。
看板商品は無農薬の生のブルーベリーです。一番ブルーベリーの良さがわかる完熟の状態で収穫します。また規格外のブルーベリーは、有名店の「マルガージェラート」さんや「ウフフドーナチュ」さんにも使用して頂いています。

旬の完熟ブルーベリーを味わってほしい

ブルーベリーの種類は大きく、早生品種のハイブッシュと、晩生品種のラビットアイがあります。その中でも沢山の種類があり、毎週穫れる種類が変わってきます。お客様にはその時期に収穫した旬の完熟ブルーベリーを出荷しており、味も粒の大きさも違うので変化を楽しんでほしいと思います。
また、年間を通じてお客様と関わり、沢山の人に能登のブルーベリーを届けたいという想いから加工商品販売を始めました。農家ならではの大きな粒を残した「ごろごろ果実の能登ブルーベリーソース」は、完熟ブルーベリーの美味しさがそのまま味わえます。また当農園のブルーベリーを使用した「奥能登プレミアム 能登町ブルーベリーカレー」や「畑の国のアリスハンドクリーム」もブルーベリーの美味しさや機能性を活かしたコラボ商品です。地元の皆様の協力で商品化できたことが大変嬉しいです。

環境に優しい草木染料の開発

私は柳田村で生まれ、飲食業、農業等の様々な商売をしている家の3姉妹の長女として育ちました。平成22（2010）年に突然の事故で他界した父親の畑を守りたいという想いで営農の道に進みましたが、最初の3年は実を収穫するだけでした。すると実が小さく酸っぱくなり始めたことから世話が必要なことを知り、真剣に農業に取り組み始めました。
ブルーベリーを待っている人に届けるためには、事業として成立させなければならない。その想いは、いつしか地域の特産品であるブルーベリーを守りたいという使命感に変わりました。現在、新しい取り組みとして廃棄するブルーベリーを使用した染料開発をしています。草木染料が環境に優しい染料としてファッション界に根付くことや、トップブランドに採用され、世界に発信されることが夢です。今後もブルーベリーの可能性を広げていきたいと思います。