生産者から直接集荷し自社工場で精米

当社は創業70年の老舗精米メーカーで、北陸3県を中心にお米の卸販売をしています。稲作農家の方から、収穫時期にお米を直接集荷して自社工場で精米し、スーパー、ドラックストア等の小売店や飲食店、全国の消費者にお米を届けています。一般のお客様が炊飯器でお米を炊く前までが私たちの仕事です。もちの加工事業も2018年に始めました。「社会、地、風土、お客様、生産者様、取引先様、従業員と、共に生きる」を経営理念に掲げています。弊社は一年に一度しか収穫できない商品を取り扱っており、生産者様や取引様の力添えが無ければ安定した経営はできません。個々ではなく、従業員、関係者全員で協力していくスタイルを取っています。また安心で安全な製品を提供するために、世界最高の食品衛生管理基準である「FSSC22000」を2019年に取得。設備投資と共に社員教育にも力を入れ、お客様に満足いただける製品づくりをしています。

能登の美味しいお米を全国に広めたい

奥能登に「あえのこと」という祭礼があり、「饗（あえ）の米」と名付けて「能登コシヒカリ」を全国に広めています。特別宣伝をしなくても「美味しい」とお客様から手紙が届きます。美味しいお米を皆様に広めていくことが使命であると考えています。当社の強みは集荷力です。近年、生産者の高齢化が進み集荷場に運ぶことも負担になっています。そこを補っているのが当社のような集荷業者です。米の検査員も県内で一番多く、買付現場でお米の良し悪しを判断して迅速に対応しています。当社に任せていただければ、集荷、精米、販売まで一元管理ができ、「どこの小売店で販売されるか」まで分かります。

生産者の想いに応え、新しい時代に対応する

当社は創業して私で3代目です。私は27歳の時に入社し、ほぼ全ての部署を経験した後で、勉強するため、他社の農業法人や小売業者へ修業に行きました。その後、世代交代のために会社へ戻り社長に就任しましたが、まだまだ下積み期間だと思っています。生産者様からはよく「お米は一生懸命作ってやるから、その代わり全部売ってくれよ」と言われます。その想いを裏切ったことはありません。弊社は能登のお米を扱うオンリーワン企業を目指し「饗（あえ）の米」というブランドを高めていきます。もち加工などの新規事業を進展させることも必要だと考えています。日本は人口減少で米の消費が減っており、また健康、安全志向といったニーズやライフスタイルも変化しています。今後も新しい時代に対応できる会社を目指しチャレンジしていきます。