株式会社 奥能登山海市場

のと里山海道別所岳SAから能登を発信。将来はテーマパークにしてイベント開催

北川 博幸さん[代表取締役]


奥能登の特産品や文化を知ってもらう拠点

当社は昨年7月、のと里山海道別所岳SAにオープンしました。のと里山海道のSAでは4番目のオープンで、特産品の販売コーナーには奥能登の海産物や珍味が多数置いてあり、注文をしてすぐ出てくるイートインコーナーや敷地内の能登の内海や七尾湾を一望十里で望める展望台「ゆめてらす」が最大の特徴です。この「ゆめてらす」からのロケーションと、もう一つ景観に配慮した桜並木を今後の目玉にしようと計画を立てています。さらに、ピザ窯と燻製窯を置いて特産品の魚や野菜の燻製をつくり、広く全国に発信できる拠点にしようと思っています。  ここは奥能登の玄関口でもあり、世界農業遺産のゲートの役目を担っています。ビデオで奥能登2市2町の風土・文化の映像を放映していますが、ここを拠点にそれぞれの市や町へ向かうハブ的な役割も持っています。また、経済効果を生み出すビジネス拠点として伝統工芸品や食品などの特産品を販売し、「能登にある能登のアンテナショップ」としての機能を果たしています。  一昨年3月からの「のと里山海道」の無料化により、奥能登を訪れる人は飛躍的に増えました。今年3月に金沢まで開通した北陸新幹線への対応策は十分に練っているものの、ストロー化現象を危惧しており、2次交通とどうタイアップするかを課題と捉えています。能越自動車道七尾氷見道路の開通については、唯一金沢を経由せずして直接奥能登へ入ってくる交通手段であり、これが一番の狙い目かなと思っています。

別所岳オリジナルの催しやサービスを生み出したい

活気ある職場にするため、いつも「明るい職場、楽しい職場にしよう」と言っています。お蔭様でこれまでに訪れたお客様からは、「すごく親切な対応で素晴らしい」という声をいただいています。標準語ではなく、例えば「ゆっくりしていかしね」という能登弁が優しく感じるのかもしれませんね。  今後は、3年計画でテーマパークになるようなことを探していきつつ、他の3ヶ所のSAとは違う別所岳オリジナルというものを展開していきたいと思っています。例えば3、4年後には、東京から1万人のヨガの集いを誘致したいと思っていますし、芝の広場を第二の妻恋コンサート会場にしたいと考えています。他にノルディックウォークコースも作りたいと思っています。 建屋の増築は考えていませんが、パン屋、ピザ職人が腕をふるうピザ店、山羊を飼育してその乳で作るチーズの店を出したいとも思っています。他にエステサロンやネイルアートの店も考えています。  このように色々な展望をもっており、一朝一夕ではなく、年ごとにこつこつと構想を実現して、地域振興につながれば良いと思っています。

株式会社 奥能登山海市場

■ 住所/〒929-2212 石川県七尾市中島町田岸ソ1-8
■ TEL/080-3694-7001
■ 代表者/北川 博幸
■ 創業/平成26(2014)年
■ 業務内容/飲食・土産品(菓子、乾物、魚介等)販売業

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります